入れる?入れない?妊娠時に気になる医療保険のポイント

妊娠中の医療保険の加入は制約される

妊娠7カ月(27週目)以内であれば、多くの医療保険に加入することは可能です。しかし、「特定部位の不担保」という条件が付きます。

「特定部位の不担保」とは、保険会社が指定した体の部位については保険が効かないという意味で、妊娠中だと、子宮・卵巣・卵管などが不担保の対象になります。「病気になりやすい部位は保障の対象外になります」というわけです。

具体的には帝王切開分娩(※2)、切迫流産・早産、妊娠高血症、子宮外妊娠などが保障の対象外。たとえば帝王切開で手術・入院しても、手術給付金・入院給付金を受け取ることはできません。過去3~5年の経験者も同じく特定部位不担保が付く可能性があります。

なお、医療保険の加入には審査があり、体調や帝王切開での出産歴などを伝える必要があります。

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妊娠週数は無関係な医療保険

妊娠中27週目以降の加入や、切迫流産なども保障の対象になるような医療保険はないのでしょうか。

最近は妊娠週数にかかわらずに申し込みができ、切迫流産なども対象となる医療保険も登場しています。切迫流産や帝王切開などでも手術給付金・入院給付金が出ますから、特定部位不担保が付く医療保険よりも安心です。

ただし、帝王切開での出産歴があると、特定部位不担保が付く可能性があるのは同じです 。

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子供が2人以上欲しい人は要注意

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現在、約4人に1人が帝王切開で出産しているといわれます。初産が帝王切開だった場合、2度目の出産も子宮破裂などのリスクがあるため、帝王切開になるのが一般的です。

第1子の妊娠前に医療保険へ加入していれば、帝王切開になっても安心ですが、 たとえば第1子、第2子とも帝王切開で出産した場合(第2子は第1子の出産後3年以内)、医療保険の加入時期によって、表のように大きく異なります。

●第1子、第2子とも帝王切開で出産した場合の保障

医療保険の加入時期 保障の対象
第1子の妊娠前 第1子、第2子の2回とも対象となり、手術給付金・入院給付金が出る
第1子
妊娠中
特定部位不担保が付かない 第1子、第2子の2回とも対象となり、手術給付金・入院給付金が出る
(保険商品は限定される)
特定部位不担保が付く 第1子は対象外で、第2子については手術給付金・入院給付金が出る
第1子出産後 第2子は対象外で手術給付金・入院給付金は出ない

正常出産になるか、帝王切開になるかは、その時までわかりません。帝王切開に備えて、特に子どもを2~3人は欲しいと考えている人は、特に気をつける必要があります。

第1子の妊娠前の加入がベスト

これまで見てきたように、妊娠中に医療保険へ加入するのは、制約があります。医療保険の商品も限定されますし、「早く医療保険に加入しなければ…」と焦りが出てきます。

「備えあれば憂いなし」で婚約や結婚したときなど、第1子の妊娠前に加入しておくのがベストです。多数の生命保険会社のいろいろな医療保険の中から、自由に選ぶことができます。

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妊娠・出産のリスクやトラブル

30歳を過ぎるとリスクやトラブルの確率が高くなります。最近では35歳以上の高齢出産が増え、厚生労働省の「人口動態統計」によると、1985年には26.7歳だった第1子出生時の母の平均年齢は年々上昇し、2011年には初めて30歳を上回り、30.1歳になりました。高齢出産では流産や妊娠高血症などの可能性が高いと言われています。

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帝王切開分娩

妊娠の高齢化とともに増えているのが、帝王切開分娩です。帝王切開とは、おなかを切って赤ちゃんを取り出すことで、厚生労働省の「平成22年度我が国の保健統計」では1996年は病院での分娩の14.7%だった帝王切開が2005年に21.4%、2008年には23.3%と増加し続けています。約4人に1人が帝王切開で出産していることになります。
帝王切開には逆子(さかご)や双子など準備して行われる「予定帝王切開」と、妊娠高血圧症などで急きょ行われる「緊急帝王切開」があり、手術後10日間ぐらいの入院が必要になります。帝王切開したあとの出産も子宮破裂などのリスクがあるため、帝王切開になるのが一般的です。

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